大きなお風呂に入りたかっただけなのよ~ |
「下船直後にスポーツクラブ、どういう神経してんだ!」とか、
「スポーツクラブは損害賠償を起こした方がいい!」と、
ネット上では男性への非難の嵐でもうボロカスだ。
皆さんもご存知だろうが、男性はクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号の船内で14日間にわたって隔離されていた。
2回のPCR検査を受け陰性。
下船時には横浜検疫所長から上陸許可証(陰性証明)も交付されている。
とある乗客の方のツイッターにその証明書が掲載されていたので、
少し長くなるが内容を紹介してみよう。
上記の者は、2月3日に横浜港に寄港したクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」において、新型コロナウイルスの感染者が確認された令和2年2月5日午前7時より自室で14日間の健康観察期間を経過し、ウイルス検査で陰性が確認されました。とある。
また、下船時にも発熱等の症状がなかったことから、新型コロナウイルスに感染しているおそれがないことが明らかである旨の検疫所長の確認を受け、検疫法第5条第1号に基づき本邦に上陸を許可された者であることを証明します。
なお、上陸後は日常の生活に戻ることができます。
男性は下船後公共交通機関を使って帰宅するように言われて帰宅し、その後すぐに、スポーツジムで入浴したことを非難された。
乗客の中には「自主隔離」を決め込んでいる人もおり、だいきちも個人的にはもっと慎重であっても良かったとは思うが、
「上陸後は日常の生活に戻ることができます。」と許可証に明記されている以上、男性を非難するのは間違いだ。
非難されるべきは諸外国と同様に下船後14日間隔離しなかった政府の方だろう。
もちろんクルーズ船の乗員乗客が数千名に上るから、隔離する場所が用意できないので今回の対応は仕方ないという意見もある。
しかし今回のように疫病が船内に蔓延するような事態はリスクとして当然想定されているべきで、国として緊急事態に対応出来ない以上、そもそもクルーズ船など就航させるべきではなかったのではあるまいか。
男性は2月20日に下船し、その足でスポーツジムの浴室を利用。22日にも再び浴室を利用していることが確認されている。
そして男性が発症したのは27日。下船からはすでに7日も経っている。
男性がウイルスを持ち込んだのではなく、スポーツジムで他の感染者から感染した可能性だって否定はできないはずだ。
繰り返して言う、この男性を非難するのは間違いだ。
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4 件のコメント:
中国では最長28日後に発症しているケースも発見されてる事から、今後は、クルーズ船の就航において万一、感染者が出た場合は、30日間の隔離に同意する事を条件にしなければ就航許可できないのかもと思いました。
その場合の費用負担とかとんでもない額になりそうですが・・・
感染関係の仕事に従事していましたが、基本的によっぽどのことがない限り感染源は特定できないと思いますね。言ってしまえば感染するときはするししないときはしないという感じにしかならないです。
現在でもクルーズ船の約款では
「貴殿は、本約款とともに、出入国管理事務所、港湾局、検疫、税関、及び警察機関その他貴殿が旅行する各国の法令に従う義務があります。貴殿は常に、本船、運送人及び船長の全ての規則、規制及び命令に従わなければなりません。」とありますので、特に30日間の隔離条件を定める必要はないのかも知れません。
そして約款上では、かかる費用はすべて旅客の負担になっています。今回のダイヤモンドプリンセス号は異例の対応でしたね。
クロスパールさん>
目に見えないものが相手ですから大変ですよね。
自分はとにかく感染が収束するまで、人混みに行かない、ジムに行かない、手を洗う。
の3点で防衛しています。
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