2019年5月16日木曜日

マイナンバーカードが保険証に!

改正健康保険法が参議院本会議で与野党の賛成多数で通過、成立した。これによりマイナンバーカードが保険証の代わりとして利用できることになる。

マイナンバーカードのメリットって何?・・

なぜマイナンバーカードが保険証に?

なぜマイナンバーカードが保険証として使えることになったのか?

それはマイナンバーカード普及率の向上のため。

マイナンバーカードは平成28年1月から交付開始となったのだが、令和元年5月5日現在で、普及率はわずか12.6%しかない。

開始からすでに3年も経っているのに、普及率が2割にも達しないというのは制度としては終わっている感がする。


なぜマイナンバーカードは普及率が低いのか?

それでは、なぜマイナンバーカードの普及率が低いのか?

最大の理由はメリットを感じられないから。

政府はマイナンバーカードのメリットとして、コンビニで住民票の写しが取得できることを喧伝しているが、そもそも日常生活の中で住民票の写しが必要な場面など数年に1回あるかどうかで、たとえコンビニで取得できたとしてもあまり有難味を感じない。

しかも役所から送られてくる通知カードで自らのナンバーも分かるし、金融機関の届け出も出来てしまうのだから、わざわざ取得手続する人の方が少ないのは当然といえば当然。

そもそもカードの取得手続にも役所に出向かなければならないし、即日交付されないなど手続きが煩雑すぎるのも問題だ。


マイナンバーカードのこれから

マイナンバーカードを保険証として使えるようになるのは2021年3月から。その時までに健保・国保と全国の医療機関とがリンクし、本当にスムーズに使えるようになるのだろうか?

また政府はこのほか、2020年度から、地域の買い物に「自治体ポイント」の加算が出来るようにする計画だが、まだ具体的なものは見えてこない。

普及率向上を狙うなら、
  1. このカードを用いなければ必要な証明が取得できないようにする。
  2. 役所に関わる身分証明がすべて事足りるような利便性のよいカードにする。
  3. カード利用で税制が優遇されるなど金銭的なメリットをつける。
どれかひとつでも実行すれば間違いなく普及率は向上するはずなのだが、なぜ明確な対応が取れないのか疑問が深まるばかりのだいきちであった。


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<きょうのだいにゃん>
ボクに埋められたチップの方が便利かも・・

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