1泊2日の駆け足で島を廻ったのだが、対馬は思ったより広く、北の鰐浦から南の浅藻までレンタカーを飛ばしているうち、ツシマヤマネコを保護している「やまねこセンター」(現:対馬野生生物保護センター)だけは見残してしまった。
当時、だいきちはそれほど動物好きではなく、猫についても関心が薄かったのだが、今は嫁さんの影響でそれなりに猫好きになった。
それだけにツシマヤマネコを見逃したのは悔やまれた。
ツシマヤマネコとは
ツシマヤマネコは対馬にだけ生息する野生の猫で、約10万年前に当時陸続きだった大陸から渡ってきたベンガルヤマネコの亜種とされている。
現在、対馬では70~100頭ほどの生息数といわれ、環境省のレッドリストにも登録されている。西表島のイリオモテヤマネコと同様、絶滅が危惧されているのだ。
ツシマヤマネコ解説板 |
ツシマヤマネコを写真でみると、短い手足、長い胴、太い尻尾が特徴的で、獰猛なイメージの山猫というより、タヌキのような風貌でコロコロとしていて実に可愛らしい。
京都市動物園へ
そんなツシマヤマネコに会えるのはどうすればよいかというと、一番は対馬野生生物保護センターへ行けば良いのだが、なかなかそんなお金とヒマのある人は多くはないだろう。
私も最近知ったのだが、平成5年に成立した「種の保存法」による分散繁殖政策で、もともとは対馬から出されなかったツシマヤマネコは、全国9か所の動物園で飼育されている。
(井の頭自然文化園・よこはま動物園ズーラシア・東山動植物園・富山市ファミリーパーク・京都市動物園・福岡市動植物園・九十九島動植物園・沖縄こどもの国)
今回はそのうちのひとつ、京都市動物園に行ってみた。
残念ながらこちらは向いてもらえなかった |
うちで飼っている猫たちを見ていたら分かるが、猫はたいてい昼間は寝ている。
この日は残念ながらこちらを向いてもらえなかったが、朝一番や閉園間近の時間帯なら少しは活動してくれるかも知れない。
それでも外で日向ぼっこしながら寝ている姿は、ほっこりとしていて可愛い。
眼の間隔が思いのほか狭くてかわいい |
2017年には子猫が2頭生まれ、引き続き繁殖に励んでいるようなので、また近いうちに可愛い子猫の姿が見られるかも知れない。
関西ではここだけでしか見られないので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
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