2019年4月13日土曜日

施工不良問題について考える

レオパレスが大変だ。これまで1万棟あまりに施工不良が見つかっていたのだが、調査の結果、新たに3,784棟の施工不良が見つかり、合計15,499棟に達することが分かった。

集合住宅
(記事内容とは関係ありません)

レオパレスの施工不良問題とは何か?

集合住宅には隣家と隣家を隔てる界壁という壁があるのだが、その界壁が屋根裏部分に無かったこと。

界壁が無いとどうなるのか? 

あなたが当該アパートの住人だとすると、隣人が話す声やテレビの音などは、天井から天井裏の空洞を伝わって、あなたの部屋に直接届く。

つまり隣人の声が天井を通じて筒抜けになるのだ。

これだけではない、もっと恐ろしいのは隣が火事になったとき、炎は天井裏の空洞を伝わって、あっという間あなたの部屋を燃え尽くすことになる。


奇妙な「施工不良」

それにしても問題なのはレオパレスの説明だ。

説明では「施工不良」とされているが、新聞で見る限り屋根裏のトラスの部分に界壁に必要なプラスターボードが1枚も取りつけられていない。

施工不良というのは、とりあえずボードは付いているがその出来映えに問題があるようなことを言うのだが、今回の件はその範ちゅうを外れている。

もし施工不良なら、工場で貼るにせよ、現場で貼るにせよ、プラスターボードは調達したはずで、その購入記録は残っているはずなのだが、一体どうなっているのだろうか? 


これからの展開

レオパレスは3月末時点で再施工・補修のため430億円の特別損失を形状している。今回新たに見つかった施工不良の対応でこの費用はさらに増えることは確実だ。

しかし、だいきちはレオパレス自体のビジネスモデルは悪くないと思っている。

立地も悪くないし、家具付きアパートは使い勝手も良い。家賃だってリーゾナブルだ。

今回の問題を乗り越えれば、売られ過ぎた株価も戻ると思うのだが、果たして乗り越えられるのだろうか・・


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<きょうのだいにゃん>
界壁のある静かな部屋で眠りたい~

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