2019年4月9日火曜日

日本国内で多重国籍者は89万人いるらしい・・

以前、カルロス・ゴーン被告が保釈されたとき、ゴーン被告の逃亡を懸念して「He Has Gone」というコラムを書いた。

パスポートがいっぱい~

She Has Gone

さすがにゴーン被告自身の逃亡こそ無かったものの、関係者(重要参考人?)であるゴーン被告の奥さんのキャロル夫人がパリに出国したということで、ちょっとした騒ぎになっている。

実はキャロル夫人のパスポートは、おそらく出国を防止する目的で事前に東京地検に押収されていたのだが、検察が押収したのはレバノンのパスポートのみ。

キャロル夫人は別にアメリカのパスポートを所持しており、これを使い、かつ、フランスの大使に付き添われて出国したという。

ゴーン被告がレバノン・フランス・ブラジルの三重国籍だったということはよく知られているが、キャロル夫人も多重国籍であることを念頭に置かず、レバノンのパスポートのみの押収で終わらせたのは、検察として詰めが甘すぎる。


日本国内の多重国籍者

多重国籍の場合、国籍を有する各国のパスポートを保有することができる。

では、日本国内で多重国籍者は何人ぐらいいるのだろうか?

NIKKEI STYLEによると、日本国内だけで多重国籍者は89万人にものぼるのだ。

二重国籍、日本に「89万人」世界は容認、企業は利点

もちろん日本の法律では多重国籍を認めておらず、22歳までに国籍を選択しなければならないことになっているが、たとえ日本国籍を選択しても、そもそも国によっては国籍離脱を認めておらず、図らずも多重国籍となることも多いのだ。


心もとない出入国管理

インバウンドで訪れる外国人は、2018年の1年間で3千万人を超えている。このうち何名が多重国籍者か日本政府は把握しているのだろうか?

もっと不思議なのは、ゴーン被告やキャロル夫人の就労や家族滞在ビザ申請時に、多重国籍かどうかの把握はしていないのだろうか?

もし、多重国籍かどうかの記入欄があり、仮に虚偽の申請を行っていれば、在留資格等不正取得罪で逮捕状を請求できそうなケースではあるのだが、残念ながらフランスとの間で犯罪人引渡条約は結んでいないので、夫人の尋問は難しそうだ。


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<きょうのもーちゃん>
わたしのパスポートはICチップよ~

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