2019年4月16日火曜日

クレジットカードで世界へお手軽送金

海外に、または海外からお金を送金する場合、銀行を利用することが普通だが、その他の有効な送金方法としてVISAカードの送金サービスが利用できるのをご存知だろうか。

VISAカードを使って海外送金できる

海外預金は金利が高い

実はだいきち、マレーシアで働いていたことがある。当然、給与を頂いていたのだが、現地での給与はマレーシアのMaybankという銀行に振込まれていた。

預金していたお金は現地での生活費の引き落としに使ったりと、それなりに回していたのだが、日本に呼び戻され、帰国することに。

その時点で、現地の預金は3万リンギット(約90万円)ほどあったのだが、帰国時に現金を抱えて持ち帰る訳にもいかず、そのまま預金しておくことにした。

マレーシアの預金金利は日本に比べると相当高い。定期預金の金利はなんと約3%もある。日本の定期預金の金利は0.15%なので金利は約20倍だ。


口座閉鎖のリスク

これまではネットを使って、定期預金の預け入れの指示が出来ていたのだが、最近になってマレーシアでは、現地居住者の銀行口座の凍結が相次いで発生しているという情報が入ってきた。

特に下記の場合は口座閉鎖になる可能性が高いという。
  1. 1年以上口座のお金を動かさず、口座が休眠状態になっている。
  2. 銀行から口座保有者へ個人情報の更新の確認を行っている場合に連絡がつかない。
それも段々と厳しくなってきているようだ。

海外では、突然として制度が変わり、痛い目をみることがよくある。

もしも口座が突然凍結されたら、預金を引き出す手続きのために、マレーシアに出向くハメになるのだ。

口座閉鎖のリスクを避けるため、そろそろ潮時ということで、マレーシアの口座にあるお金を全額日本に送金することにした。


ビザダイレクトとは?

さて、肝心の送金である。

冒頭で触れたが、今回送金元の口座であるMaybankのデビットカードがVisa なので、 Visa Directを利用してみる。

Visa Directとはビザカードの送金サービス。

現地銀行のVisaカードから日本のVisaカードの引き落とし口座に、Visaのプラットフォームを経由して現金を送金するものだ。

Cyber Source決済(Visa)


ビザダイレクトのメリット
  1. 日本での被仕向手数料(25ドル:約2500円)が不要。
  2. カード番号と名前だけで送金できるので手間いらず。
  3. 即時送金が可能(国や金融機関による。ただし日本では不可)

送金手順(Maybankの例)
  1. 預金している銀行のwebサービスにログイン
  2. 送金Transferを選択
  3. 送金先を海外をOverseaにし、送金先を選定
  4. 送金方法にVisa Directを選択
  5. 送金金額を入力(1回の限度額は7,500RM)
  6. 送金先のVisa カードの番号と名前を入力
  7. 携帯にTAC №が送信されるので、その№を入力

注意点
  1. 為替レートは銀行向け送金金額より若干劣る(約20万円の送金で600円ほど異なる。)が、被仕向手数料は25ドル(日本円で2500円)必要なので、差し引きするとお得。
  2. Visa Directだと受け側の国の通貨でしか送金できない。
  3. 送金内容が反映されるのがクレジットカードと同じタイミングのため。送金できたかどうかの確認に時間がかかる。
  4. 日本(楽天Visaカード)の場合、送金が反映されるのが、カードの締めおよび支払日になるので、受取までに1~1.5か月かかる。
少額のお金を送る場合、時間はかかるが手間がかからず送金できるのは最大のメリット。

だいきちの場合は4月6日・4月18日・5月1日に送金をかけたのだが、振り込まれるのは5月27日の予定となっており、やはり送金には1~2か月かかる。

これはクレジットカードの締め日と引き落とし日に連動しているので仕方ないのだが、まあ気長に待つしかない。

送金の即時性は無いが、海外駐在から引き揚げなどをされた場合に、まだ預金を現地銀行に残されているような方にとっては利用価値は十分にあるのではないだろうか。


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<きょうのだいにゃん>
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