2019年12月10日火曜日

山鹿の八千代座で芝居でも観てみたい

山鹿はせまい町だが、古墳以外にも見どころが多い。

八千代座
明治43年(1910)に建設された芝居小屋で、国指定重要文化財。

この時代には各地で盛んに芝居小屋が造られたようで、秋田の小坂にある康楽館も同じ年に竣工している。八千代座は和風、康楽館は洋風の外観と異なるが、建物内部には廻り舞台やスッポン、花道、枡席、桟敷などがあり造りが共通している。この時代を代表する劇場建築だ。

建物の概要
間口29.49m・奥行35.40m 延べ面積1487.4㎡
舞台の間口13.38m・奥行10.50m 廻り舞台直径8.45㎡
収容能力 約700人。
外観は入母屋造妻入
中に入って暫し明治時代にタイムスリップ。
枡席より舞台を眺める
桝席や天井桟敷からの眺めも素晴らしいが、何と言っても天井と壁一面に描かれた当時の広告画には圧倒される。
天井のシャンデリアと広告画
こういう趣のある舞台で芝居でも観てみたい。


さくら湯
山鹿温泉の日帰り湯「さくら湯」。明治5年に市民の温泉として竣工し、その後昭和48年に一旦解体されたが、往時の姿を甦らせようようと近年復元されたもの。
さくら湯外観
太い柱と梁を使った木造の大浴室と大理石貼りの浴槽は、落ち着いた空間を演出しており見事。雰囲気は道後温泉に似ている。

泉質はアルカリ性の単純温泉、泉温は40度とややぬるめなので長湯が楽しめる。

天井の龍が素晴らしい貴賓湯「龍の湯」も無料で見学できる。
天井画の双龍
龍の湯貴賓湯、温泉が張られているが入浴不可
山鹿観光の際はおススメだ。


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