2019年12月21日土曜日

国家資格試験の実務経験不正は本当にこれだけなのか?

住宅メーカー最大手の大和ハウス工業が、30年にわたって実務経験不足の社員に対し実務経験経歴書を不正に発行し、349人が10種類の資格で不正に合格していることが判った。


品質はきっとバッチリです・・
〈リンク〉 施工管理技士の技術検定試験における実務経験の不備について

だいきちはこの会社の株を持っているが、
「はあ~、またか」。というのが正直な感想である。

今年は中国大連の合弁会社による234億円の横領事件、戸建・賃貸共同住宅による建築基準法上の不適合、そして資格不正と不祥事のオンパレードだ。

今にして思えば株価も不可解な動きだった。11月8日に初値3,797円を付けていた同社の株価が、翌営業日の11日には3,440円へと急落し、11月20日には3,299円にまで下落したからだ。

おかげで3,800円を超えたらそろそろ株を売却しようかと目論んでいただいきちは、大損害である。

この株価下落が単なる調整なのか、それとも特別な何かが働いたのかどうかは証拠が無いので判らない。

ただ今回の資格不正の発表と、この下落には大いに関連があるのではないかとだいきちは疑っている。

今回の資格不正は
・建築施工管理技士(1級・2級)
・土木施工管理技士(1級・2級)
・電気工事施工管理技士(1級・2級)
・管工事施工管理技士(1級・2級)
・造園工事施工管理技士(1級・2級)

の10種であり、349名のうち6名が主任技術者・監理技術者・営業所の専任の技術者として配置されていたという。これらに関しては個人・法人共に今後何らかの処分を受けることが考えられる。

しかし、本当にこれで終わりだろうか?

今回の不正は施工現場に絡む資格ばかりだが、同様に実務経験が必要な建築士、生産を担当する鉄骨製作管理技術者や溶接管理技術者には問題はなかったのだろうか?

今回、大和ハウスは社員の経歴や資格、技能等の情報を一元管理出来ていないことが分かっている。おそらくこれまでまともな人事管理や資格管理をやって来なかったのだろう。

本当に大丈夫だろうか?

数か月後に再び何かが露見し、株価下落ということだけは絶対に避けてもらいたいものだ。


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