2019年12月23日月曜日

限界集落を防ぐための効果的方法はあるのか

65歳以上の高齢者が住民の半数以上を占める「限界集落」が2019年4月現在で20,349カ所にのぼっているという。

わが家も集落ももう限界
限界集落におちいる原因は、生活利便性の低さから若い世代の流入が進まないことなのだそうだ。

それはそうだろう。

だいたい限界集落には
・学校や保育園がない。
・コンビニや商店がない。
・役場などの公共施設がない。
・銀行や郵便局などの金融機関がない。
・公共交通機関は電車やバスはもちろんタクシーさえない。

それに一番無いのは仕事。これは最大の問題だ。

限界集落にはお金を稼ぐチャンスがない。

仮に仕事があったとしても、東京などに比べれば、その収入は段違いに低い。

現状では子育て世代を限界集落に呼び込むのは辛いというか無理だろう。


もし、だいきちがこの限界集落問題に手を打つとしたら、

若い子育て世代を集落に呼び込むのはあきらめる。

魅力ある収入が得られるような仕事が用意できないからだ。


それではどうする?

ターゲットは資産を持っている50歳以上の富裕層。

方法としては単純で、対象者が限界集落に住むことで相続税や所得税等を大胆に減免する制度を作ればよい。

減免率は限界集落の生活利便性や人口数などで決めればよいのだ。

国税の減免など浮世離れしていると思われるかも知れないが、シンガポール、マレーシア、中国、インド、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、スウェーデンなどは相続税が無い。

いずれも富裕層が海外に逃げないための措置なのだが、これを上手く応用すれば日本の富裕層を呼び込めることだろう。

50代は資産を持ち、子育てが終わり、相続等の問題が出てくる世代。

限界集落に住むことが経済的なメリットにつながれば移住する人も現れてくる。

たしかに集落の若返りという点では弱いかも知れないが、とにかく人を呼び込むことはできるはず。

政府はこの頃さかんに人生100年時代と言い出している。
それなら50代でも60代でも集落に取り込んで、地域の支え手になってもらうような手を打たないと、その未来は消滅しかない。


話は変わって、この日曜日は日本酒「風の森」で有名な油長酒造の年末直売会にお邪魔。
奈良県御所市の人口も減る一方だが、ここは数少ない元気な企業で、日本酒だけでなく、大和橘と大和当帰でフレーバーされたKIKKA GINを造っている。
日本酒の概念を超えた日本酒「風の森」
新設された大和蒸留所の蒸留設備
KIKKA GINベースのカクテルで一杯
今日は特別に蒸留所を開放し、臨時のバーを出店。
品の良いお庭を眺めながら、橘で香りづけされたKIKKA GINベースのカクテルを楽しんだ。


ひとつポチっと押してください。応援よろしくお願いいたします!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ




4 件のコメント:

rekuter さんのコメント...

中高年よびこんで消費してもらっても、消費税収は全部都会に行ってしまうからなあ

だいきち さんのコメント...

そういうのも含め本当に抜本的に見直さないと、どうにもならないところまで来ている気がしますね。

山中 一人 さんのコメント...

今、1Km5円の走行税を検討中らしいです。これだと走行1万KMで5万円の税金になりますので、車しか移動手段の無い地方生活は終了です。
一体、国は日本中の地方を総限界集落化させようとしてるのかと思いたくなる位の短絡的な税収増の発想には、呆れて物も言えません。

だいきち さんのコメント...

ちょうど走行税の話にも触れようかと思っていたところでした。
国は地方を振興させたいのか衰退させたいのか。
東京等の大都市に人口を集中させたいのか分散させたいのか。
経済を活性化させたいのか財政健全化させたいのか、
ブレブレになっている気がします。
政策のプライオリティを固めて、実効ある政策を打って欲しいものですね。

関連記事と広告