笠井アナの入院に思う、退職届けを出す前にやっておくこと

今年の9月末でフジテレビを退職しフリーとなった笠井アナが悪性リンパ腫にかかり、近日中に入院・治療に入るという。

悪性リンパ腫とは血液のガン。

白血球の1種であるリンパ球のうち、リンパ系幹細胞から産生されたリンパ球がガン化したもので、白血病の一種と考えてもさしつかえない。

白血病と異なる点は発病すると首やわきの下、足の付け根などのリンパ節にしこりが現われること。

このほか全身的な症状として発熱、体重の減少、顕著な寝汗を伴うことがある。

テレビでは笠井アナ本人が早期発見で良かったと話していたが、その一方、体中に痛みがあり、ガンが全身に広がっているとも話していた。

悪性リンパ腫のステージ３は、2か所以上のリンパ腫が横隔膜を境に上半身と下半身の両側にある状態。ステージ４はリンパ腫がリンパ外臓器にも広範に広がっている状態なので、病期としてはステージ３または４である可能性が高い。

ただしステージ４であったとしてもそれは決して絶望的なものでは無く、5年生存率は約55％ある。辛いだろうがあせらず治療してもらいたい。

国立がん研究センターがん情報サービス
・悪性リンパ腫

早期治療が大切だ・・

転職するにせよリタイアするにせよ、何といっても健康は一番大事。

会社と辞めよう思い立ったらまずその前に、徹底的なメディカルチェックが必要だ。

一旦会社に辞表を提出すれば、たとえ深刻な病が分かっても「辞めるのや～めた」とは行かない。

辞表の提出は、労働契約の解除の申し込みとなる。
使用者がこれを受理して承諾すれば合意解約の効力が生じ、原則として撤回は出来なくなるからだ。

退職は慎重の上にも慎重に。

そして退職を検討されている方は自分自身はもちろん、必ず奥さん、お子さんのヘルスチェックも忘れずに。

特に歯科とガン検診は外せない。

ムシ歯や歯周病は治療にお金も時間もかかるし、慢性疾患や感染症の原因になる場合があるからだ。

ガン検診は胃・肺・大腸を基本とし、男性なら前立腺、女性なら乳ガンと子宮ガン検診は必ず受けておこう。もちろんその他身体に不調や違和感があれば納得ゆくまで検査、治療を受けておくのが肝心だ。

会社を離れて生きるなら、リスクは少しでも減らしておこう。

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