2019年12月24日火曜日

高齢者運転免許更新試験の影響を考える

現在、警察庁では高齢者の運転免許更新時に実車試験の義務付けを検討している。実際の運転技能を検査し、不合格なら免許を再発給しないというものだ。


高齢ドライバーに実車試験 22年度にも、免許更新時に

高齢ドライバーの事故が多発していることもあり、運転技能の検査試験導入はやむを得ない面もあるだろう。

この試験によって悲劇的な事故が1件でも避けられれば、それはそれで喜ばしいことだ。

しかし、これを杓子定規にやったらどうなるか。

自動車はお年寄りたちの生命線だ。

そもそも日本の過疎地域では公共交通機関が壊滅状態。

鉄道は廃線となり代替バスへ。

そのバスさえ維持できずにコミュニティバスへと変わるも、それさえ廃止。

頼みのタクシーさえない地域もゴマンとある。

そこで免許を取り上げられたら、どうなるか?

もちろんスッパリと運転をあきらめる人もいるだろうが、

免許取消になっても、車は残る。

限界集落には取り締まる人さえいない。

ちょっと田畑へ、ちょっと町へ。

今後は無免許運転が激増するだろう。

保険もカバーされないので、これは怖い。

Uberでも何でもいい、一刻も早く過疎地域の公共交通を抜本的に改善しないと近い将来大変なことになるぞと、日本の片隅でひとり憂うるだいきちであった。


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