2020年2月15日土曜日

リタイアーもお馴染みの兼高かおる資料館が間もなく閉館

淡路島にある淡路ワールドパークONOKORO内にある「兼高かおる世界の資料館」が2月28日に閉館とのことで駆け込みで参観。

資料館の外観
このニュース、ネットではじめて知った。

何でもこの資料館、1985年開館ということで今年で35周年なのだが、不覚にも存在自体を全く知らなかった。

淡路市の淡路ワールドパークに行き、入場料1,400円(高い!)を払って中に入る。

園内には世界の有名建築のミニチュアなどがあり、結構園内も広いのだが、何と言っても人がいない。

遊園地の乗り物は稼働しているものが少なく、海の見える足湯やレストランがあるとも案内に書いてあるが、軒並み休止。

何か乗り物に乗る訳ではないが、入場料取っておいてそれは無いよなぁ・・

資料館どころか、本体まで閉鎖されそうな勢いである。


さて、だいきちのようなおじさんにとって兼高かおるといえば、毎週日曜日の朝に放送されていた「兼高かおる世界の旅」というテレビ番組でお馴染みだ。

本名は兼高ローズさんなのだそうです。

1959年から1990年まで31年間の長きに渡ってこの番組は続いた。

海外旅行など夢のまた夢だった旅好きの子供から少年時代にかけて、ワクワクしながらテレビに噛り付いていたのを今でもよく覚えている。

アフリカでも中南米でもどこにでも果敢に飛び込んで、現地の人間に溶け込む彼女のバイタリティには舌を巻いたものだ。

番組開始当時の編集風景
館内に入ると、当時のロケーションや編集風景を再現した展示があり、番組の資料映像等も紹介されている。

兼高さんは取材旅行で地球を180周もしたそうで、その取材活動を通じて持ち帰った世界中の工芸品・骨董品・民俗資料は圧巻。
数十年の時を経ても色褪せない民族衣装
民族衣装や織物などは軽く4~50年経っているはずだが、色褪せることなく綺麗なままで残っている。よほど保存状態が良いのだろう。

目に鮮やかなトルコの陶器
工芸品もパキスタンのラクダ皮のランプ、翡翠で出来たベトナムのアヘンの吸飲器、トルコの陶器はデザインも彩色も細かくて美しい。

ケニアの象の足の椅子も展示してある。
象の足の椅子(ケニア)
だいきちはこれと同様なものを大阪万博で見たことがある。

野生動物の保護を定めたワシントン条約が発効した今となっては、作ることさえ出来ない品物だ。

数々の展示品の多くは今後おそらく公開されることはないだろう。

閉館まであと2週間しかないが、ご興味のある方ははぜひ訪れてノスタルジーを感じて欲しい。

パンナムジェットが懐かしい

<リンク>
淡路ワールドパークONOKORO


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2 件のコメント:

山中 一人 さんのコメント...

自分も、一人旅で地方の寂れた資料館を訪れるのが大好きです。
来館者が自分一人だけみたいな場合が結構あったりして、そこがまた良かったりします。
閉館してしまう前に全部、周ってみたいものです。


だいきち さんのコメント...

不景気も手伝って、こういう資料館はどんどん閉館している気がします。寂しいですね。

この「兼高かおる旅の資料館」で展示された展示品は、今後もう眼にする機会は無いだろうと思われますので、ご興味のあるかたはぜひどうぞ。

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