2020年2月25日火曜日

全国人民代表大会の延期が示すもの

中国からビックリするニュースが飛び込んできた。全国人民代表大会の延期が正式に決定したのだ。

万里長城万里長 長城外面是故郷~♫

全国人民代表大会は日本の国会同様、中華人民共和国の立法機関であり最高権力機関である。

制定は1954年。

文化大革命期やその後の体制の不安定期には有名無実となり、開催されないことも多かった。

しかし、体制が安定した1978年以降は毎年開催されるようになり、1998年以降は毎年3月5日が開催日だ。

その全国人民代表大会が延期されるという。

しかも開幕日は今のところ未定だ。

これは面子を重んじる中国では異例中の異例な事態。

中国はたとえ新型肺炎が全世界に蔓延していようとも、習近平国家主席の面子にかけて全人代を挙行すると信じて疑わなかったが、見事に見込みが外れてしまった。

このことだけで、中国共産党の首脳部が新型コロナウイルスについて、非常に強い危機感を持って対応していることが分かる。

以前にも触れたが、これは武漢の海鮮市場から拡がったウイルスではなく、やはり武漢病毒研究所から漏れ出たものなのではなかろうか。

<関連リンク>
新型肺炎の発生源を推理する

中国首脳部がこのウイルスの深刻性を知っているからこそ、面子を捨てて国家挙げての対応をしているのではないかと疑ってしまう。

これはひょっとすると、習近平国家主席の訪日も延期になるかも知れない。


日本の水際対策はすでに破綻状態。

もはや日本でのウイルス感染の拡大は止められないだろう。

健康面もそうだが経済的にも政治的にも、日本はこれから極めて厳しい状況に陥ることは覚悟しておかなければならない。

明けない夜はなく、止まない嵐はない。

ウイルスに感染しないよう注意深く暮らしながら、あとはひたすらこの暴風が通り過ぎるのを待つほかはないだろう。


ひとつポチっと押してください。応援よろしくお願いいたします!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

0 件のコメント:

関連記事と広告