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まず決断したのは大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)。
3月の卒業式と4月の入学式をいずれも中止。
ただし、これには訳がある。
APUは在籍する学生の半数が留学生。
卒業するのは32の国と地域の学生669人で、卒業式や入学式には約2,000名もの関係者が別府市内に集まるという。
中止の理由として、「濃厚接触の可能性が高い式典での感染拡大のリスクを想定し、学生や保護者の安全を考えた」としているが、それだけではあるまい。
大学としては万が一、学生や保護者などの関係者から感染者が出れば、最悪32の国と地域にウイルスが広がる。
そうなれば大学も、観光都市別府としても影響が甚大だ。
今回中止を発表したのは卒業式の22日前。
旅行会社の手配だと「出発21日前までキャンセル無料」という条件が多く、ギリギリまで粘っての判断だったことが伺える。
このほか主なところでは、近畿大学も3月の卒業式と4月の入学式を中止。
近畿大学はド派手な入学式で有名な大学だが、極めて早い決断だ。
近畿大学の全国各地の各学部、大学院、附属学校や、7府県にある小・中・高校でも卒業式・入学式はすべて中止という念の入れようだ。
新型コロナウイルスの蔓延という仕方の無い面はあるが、卒業式や入学式は一生に一度のこと。
せめて学部や学科単位で式が出来ないものだろうか。
沖縄県立中部病院の医師で厚生労働省技術参与の高山義浩氏はフェイスブックで、
「卒業式では皆が触り合う訳ではなく、不特定多数でもなく、有症者を休ませることも出来るので開催自体は問題ない。」
「ただし、握手やハグは避け、トイレなど共用部分にはアルコール消毒を設置すれば良い」と述べている。
確かにそうだ。
出席者を学生に限定したり、時間短縮をすれば何とかなりそうな気はする。
そもそもそれも無理ならば、学校すべてを閉鎖すべき局面ではなかろうか。
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