魅惑の瀬戸内海クルーズ～♪

さて二日目、松山から船に乗って呉に行くことにした。市内からはいよてつに乗って松山観光港へ向かう。

松山というと路面電車ばかりが有名で、正直それしか走っていないと思っていたのだが、ちゃんといよてつの電車も走っている。

大手町駅付近には、もはや全国ここだけと言われる「ダイヤモンドクロス」という路面電車と電車のレール直交点があり、鉄道ファンにとってこれはは垂涎の的らしい。

いよてつの車体はやはりオレンジ色

松山市駅から電車に揺られて20分で高浜駅に到着。この駅がまた渋い。

駅舎がいつ建てられたものかはっきりしないが、1930年の絵葉書に現在と同じ意匠の駅舎の写真があるので、昭和のはじめの頃なのだろう。

高浜駅

構内には激渋の売店などもあり、非常に趣きがある。

ここから松山観光港行のバスに乗り換える、乗車時間は数分だ。


松山から呉の航路には、スーパージェットとフェリーが就航している。

スーパージェットだと所要時間は約1時間で料金は5,650円、フェリーなら約2時間で2,720円だ。

なお、JAF会員なら片道でも10％割引が効くので会員証をお忘れなく。復路のみ1割引きの往復割引よりもお得になる。


さて、この航路には2019年8月から素晴らしいクルーズ船が就航している。

瀬戸内海汽船の「シーパセオ」だ。

全長61ｍ・旅客定員300名・総トン数902トンの船だが、トン数以上に大きく立派に見える。

シーパセオ

2019年グッドデザインベスト100賞を受賞した船だけあって、とてもお洒落なデザインだ。

瀬戸内海は波が穏やかで、荒天時以外大きく揺れることはなく、乗り物に弱い人でも楽に船旅が楽しめる。

パノラマソファ

パノラマソファから瀬戸内海の景色を楽しむ。

特等席の眺めだが、余計なチャージが不要なのも嬉しい。

この船にはリラックスシートやOZASEKIエリア、GORONEエリア、KOAGARIエリア、ひき波のHANAREなど、バラエティに富んだシートあって面白い。

リフレッシュラウンジからキオスクを眺める

テーブルを備えたリフレッシュラウンジ。キオスクも完備。

なかなか本格的

船内ではソフトドリンクやビールなどのアルコール類だけでなく、パフェなども楽しめる。

呉市警固屋の音戸大橋

ゆったりと瀬戸内の景色を眺め、あっという間の2時間クルーズだった。

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