潜水艦「あきしお」 |
展示用潜水艦「あきしお」は1986年に就役し、2004年に除籍となった本物の潜水艦。
基準排水量は2,250t・長さ約76m・幅および深さ約10m・速力20ノット・乗員75名。
ウルトラマンの身長が40mというから、ザッと倍の大きさということになる。(笑)
操舵室 |
操舵室の計器類はアナログの旧式のもので、まるで松本零士の漫画の世界。
それにしても艦内はとにかく狭い。
護衛艦をはじめ船というものは限られたスペースの中に各種機能を詰め込む関係上、狭くなるのは仕方ないことなのだが、潜水艦内は特に窮屈だ。
人が寝るギリギリのスペース |
ただ、このベットすら必要最小限のスペースで、各段の間隔は40センチあるかどうか。
本も読めなきゃ、寝返りすら打てそうにない。
艦長室 |
艦長といえども身体を伸ばせるのはベッドの上だけだ。
潜水艦の乗員はいま流行りの都会の3畳暮らしをすれば、余裕で暮らしていけるはず。
てつのくじら館にはこの他に、掃海部隊の展示もある。
日本は世界一の掃海部隊を保有し、掃海技術も世界一だ。
日本近海には太平洋戦争時に12,000発もの機雷が敷説され、それを掃海部隊が黙々と処理をしてきたからだ。
日本船舶の航海の安全確保のためだ。
太平洋戦争なんて遠い出来事のように思えるかも知れないが、戦後75年を経た今でも機雷は近海で見つかっている。
2010年には神戸港内で機雷を発見、爆破処理したのは記憶に新しい。
<リンク>
・神戸で第2次大戦中の機雷を処理 六甲アイランド沖(10/06/12)
戦後、掃海作業で殉職された方は79名にも及ぶという。
大変な職務だが、どうか事故の無いように活動して頂きたい。
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