2019年1月27日日曜日

中高年の海外暮らしはバラ色か?

本日は日曜日なので、ちょっと目先を変えて海外の話題。
海外暮らしを経験した観点から、中高年の海外暮らしについて書いてみる。

憧れの南国リゾート~♪

ズバリ結論から言うと、若いうちはともかく、定年後から海外暮らしすることは、あまりおススメしない。

それはなぜか?

第一は物価の問題。
東南アジアでは、2~30年前なら確かに物価は圧倒的に安かったが、最近は各国の購買力も上がり、今ではこの差も小さくなってきている。

だいきちが滞在した都市でまだ物価が安いなと感じたのは、ベトナムのホーチミンとカンボジアのシェムリアップぐらいだ。

東南アジアでも、食費に関して言えばまだ確かに安いが、それは毎日屋台で食べるか自炊することが前提で、すこしお洒落なレストランで和食でも食べれば、あっという間に日本の倍以上のお金が消えていく。

十分な資産があれば別だが、年金暮らしだと結構キツイのだ。

住まいもそうだ。
時々、テレビなどで紹介されるコンドミニアムは万全のセキュリティで家具付き。
床面積は100㎡を超え、プールやトレーニングジムを併設し、ゆとりある暮らしが出来ると紹介される。

しかし、だいきちの住んでいたマレーシアではこれぐらいのクラスになるとやはり最低10万円(3,000RM)近い家賃が必要になる。

家賃の安いコンドミニアムはあるにはあるが、設備面やセキュリティ面で不安が残るのであまりお勧めはできない。

また、住まいにおいては日本では考えられないほどのトラブルが頻発する。

停電に始まり、シャワーの水が出ない、排水が流れない、エアコンのドレン水が漏れてくるなどということがあるが、これらはトラブルの内にも入らない。

ひどい例になると壁からの漏水、上階からの漏水、ひどい場合は上階からの汚水漏れ、熱膨張による床・壁タイルの一斉ハクリ、近隣住民が朝まで大騒ぎするなど、トラブルは枚挙にいとまがない。

これら問題が起きると、コンドミニアムの管理事務所に出向いて、英語または現地語で現地の管理者にクレームを申し入れ、自ら対応をとっていかねばならないのだ。

海外暮らしはパワーを使う。
定年後に悠々自適どころか、トラブル対応に追われる毎日になることも・・。


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2 件のコメント:

山中 一人 さんのコメント...

同感です。
東南アジアで屋台食で暮らすなら、日本のスーパーで自炊した方が、遥かに美味しくてローコストな生活を送れます。
日本なら、地の利を最大限生かして、格安セール情報等をゲット出来ますので、その気になれば、いくらでも東南アジアレベルの生活費で暮らす事が可能です。

だいきち さんのコメント...

自炊もそうですし、長年のデフレ経済の影響からか、ファーストフードのセットメニューや回転寿司などは日本の方が安くなっていますよね。

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