2019年3月10日日曜日

30代・40代で貯蓄ゼロって本当か?

全国の30~49才の男女1000人を対象にした意識調査で貯蓄額を調べたところ、貯蓄額ゼロと答えた人が23.1%にのぼっているという。

貯蓄額はいくらかな~
このアンケートはSMBCコンシューマーファイナンスが調べたもので、マスコミでも結構話題になっている。

ネットや一部マスコミの論調としては、安倍政権の経済政策の結果このような事態を招いたものと、取り上げられていることも多かった。

それが本当なら大変なことなのだが、そもそもこの調査内容、真に受けてもよいものか?

だいきちが思うに、

1.このアンケートの調査対象が分からない。

データ収集対象は30~49才の男女ということだが、就業男女のみを対象としているのだろうか?
 
この年代の夫婦の場合、共働きの割合は約7割。

残り3割はどちらか一方もしくは、両方が未就労。すなわち3割は無収入だ。

もちろん無収入イコール貯蓄ゼロだという訳ではないが、お財布をひとつにしていたら、貯蓄はいったい誰のものとしてカウントされるのか?

すなわち世帯としては貯蓄があるが、個人としては貯蓄ゼロという回答があるかも知れない。

2.言葉の定義が分からない。

この調査での貯蓄の定義がよく分からない。

仮に銀行や郵便局に預貯金として預けた金額のみを貯蓄とするならば、貯蓄から投資に回したお金はカウントされないことになる。

貯蓄全額を株や投信に回したら、貯蓄はゼロだ。この超低金利下ではそういう人も多数いる。

同じく、不動産を購入して貯蓄をすべて支払に回したら(考え難いが・・)貯蓄はゼロだ。

貯蓄こそゼロだけど、投資や資産は数百万、数千万円だという人は、少なからずいるのではないか?

報道するなら、そのあたりもクリアにして頂きたいと思うだいきちであった。


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<きょうのだいにゃん>
時にはナナメからモノを見ることも必要ですよ~

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