なかなかの美形でしょ~ |
この猫は出会った当初はずいぶんツンツンとしていて、だいきちになつく素振りは微塵もなかったのだが、晩年は毎晩のようにだいきちの布団に潜り込んで、気持ちよさそうにゴロゴロのどを鳴らして甘えていた。
典型的なツンデレである。
それは猫が自分になついてくれた証だと思っていたが、いま思えばそれは病からくる冷え性で、猫としては単に暖を取りたかっただけの所作だったのかも知れないと、いまは思っている。
そう考えるともう少し猫を暖めてやる方法を考えてやれば良かったなあと、反省しきりなのだが、その反面、毎晩慕われて寄り添って来られていたと思うよりは、心の負担は軽いのだ。
この猫は18才まで生きたので、猫としては長生きだった。
そしていま飼っている2匹はそれぞれ18才と20才。
野良猫の場合、屋外での暮らしはよほど過酷なようで、寿命は4年ぐらいなのだそうだが、うちの猫達はいずれも野良猫の4~5倍は生きていることになる。
我が家の猫たちもまだ道半ばだ。
40代ほやほやなら問題ないだろうが、40代後半になるとアーリーリタイアの友として可愛い子猫などを飼い始めると、猫の寿命と飼い主の寿命の競争だ。
もっともほとんどは飼い主の方が勝つのだが、まれに猫が勝ってしまうと大変だ。もし引き取り手がなかったら、結果として猫は飼い主の後を追うことになる。
アーリーリタイア、セミリタイアの独り暮らしでパートナーにペットを飼うという人は少なからずいるだろう。
これから10~20年後には行き場を失うペット問題が少なからず出てくるのではないか、そしてそういうペットたちを保護して飼育するようなサービスや保険が必要になるのではないかと、少々気をもむだいきちであった。
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