昔、ハンマープライスという番組があったよな~ |
防衛省が昨年5月に売却した旧政府専用機が、売却価格の6億5千万円より4.6倍も高い約30億円で、米国売買サイト「CSDS Aircraft & Sales Leasing」に売りに出された。
飛行機の状態
- 機齢27年
- 飛行時間16,332時間
- 着陸回数13,569回
- 最大離陸重量396,893キログラム
- 航続距離13,890キロメートル
- 4基のGE製CF6-80C2-B1Fエンジン
しかしサイトの紹介記事では
「世界でもっとも飛行時間が短い747-400のひとつ。機体は可能な限り最高水準で整備されており、新品同様に見える。ベットルームとシャワー、オフィス、ラウンジがあり、重整備と塗装後に引き渡される。」
とある。
政府専用機は天皇陛下や首相などが利用する航空機。
そりゃあ整備状況は万全だろう。
防衛省は1992年から使ってきたボーイング747-400型2機を、昨年4月新機種に切替えた。
そして、1ヵ月後の5月には国内リサイクル業者に両機を13億円で売却。
1機当たり6億5千万円。その後、機体は米国の企業に転売された。
新聞によると防衛省幹部は「日本で入札を行ったが、米国で高価に売却できるとは考えていなかった」とのこと。
財務省幹部からは「防衛省は市場価格を考えて欲しい」との声があがっている。
実は防衛省は航空機の売却について一度ミスをしている。
以前、陸上自衛隊の特別輸送ヘリを売却した時に、退役から売却まで実に8年を要したのだ。
このため、会計検査院からは「速やかに売り払い手続きに着手していれば、長期間の保管による評価損の減額を防ぐことができた」と指摘されていた。
この反省に立ち、今回の政府専用機は退役後すぐに売却の手続きを取ったのだが、これがマズかった。
「防衛省が早期に処分する方法だけを考え、高い価格で売却できた可能性を逃してしまった」という声が上がっているのだ。
防衛省の担当者は「今後どういう対応が取れるのか考えたい」と話している。
物資の調達は軍事の要諦だが、現代では売却もまた同じ。
防衛省にはサイバー部隊があり、現在約300名の隊員が所属しているが、防衛費節約のためにはサイバーオークション部隊を創設する必要があるのかも知れない。
■今日の外食
コジ活で得られた割引券でとんかつ定食。
3月末まで2週間に1回ペースで食べることになりそうだ。
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