二度漬けも美味しいよ~ |
UFJ銀行は日本で押しも押されぬメガバンク。
いや日本だけではない、世界の銀行の総資産ランキングでもトップ10に入るほどの巨大な銀行である。
その銀行株は、2016年に日銀がマイナス金利を導入して以来、基本的にず~っと下落。
2019年の半ばまでに30%近く下落しているのだから、下落というより暴落。
しかし2019年半ば以降ようやく回復を見せはじめ、年末の株価は年初に比べ20%近い上昇となった。
よしよし、2020年にはようやく長いトンネルを抜けて、買値にまでは戻りそうだと思っていただいきちは年末のニュースを聞いて正直驚いた。
■2074億円の特損
三菱UFJフィナンシャルグループは12月30日、2019年4~12月の連結決算で2,074億円の特別損失を発表。
原因は昨年4月末に買収したインドネシアのバンクダナモン銀行の株が50%以上下落したこと。
三菱UFJグループはこの銀行株を94.5%、およそ6,800億円を保有している。
バンクダナモン自体の業績は好調なのだが、買収に伴った流動性の低下から株価指数構成銘柄から外れ、それを嫌気して半値を超える暴落となった。
なぜ市場に5%分だけ残してしまったのだろう。しかも下落したならちょっとは買い支えろよ・・
<リンク>
・2020年3月期第三四半期決算(日本基準)におけるのれん一括償却に伴う特別損失の計上について
しかし株主還元には直接的な影響はない。
資本政策(成長投資・株主還元)のベースとなる規制資本にのれん部分は含まれないためだ。
本来は20年をかけて償却していくべきところを、一括減損処理となるのでインパクトは強い。しかし、抱えていたリスクを一気に処理すれば、その分回復も早いというもの。
幸い、三菱UFJ銀行の配当は高い。
しばらく塩漬けしていた株だが、二度漬けもまたオツなもの、果報は寝て待つとしよう・・。
投資は自己責任で。
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