2020年1月6日月曜日

三菱UFJ銀行が2074億円の特損! どうするどうなる銀行株

だいきちもしこたま保有しているUFJ銀行株。ようやく上昇の気配が見えてきたところで2,074億円の減損を発表した。いったい全体どうなってしまうのか?

二度漬けも美味しいよ~

UFJ銀行は日本で押しも押されぬメガバンク。

いや日本だけではない、世界の銀行の総資産ランキングでもトップ10に入るほどの巨大な銀行である。

その銀行株は、2016年に日銀がマイナス金利を導入して以来、基本的にず~っと下落。

2019年の半ばまでに30%近く下落しているのだから、下落というより暴落。

しかし2019年半ば以降ようやく回復を見せはじめ、年末の株価は年初に比べ20%近い上昇となった。

よしよし、2020年にはようやく長いトンネルを抜けて、買値にまでは戻りそうだと思っていただいきちは年末のニュースを聞いて正直驚いた。


■2074億円の特損
三菱UFJフィナンシャルグループは12月30日、2019年4~12月の連結決算で2,074億円の特別損失を発表。

原因は昨年4月末に買収したインドネシアのバンクダナモン銀行の株が50%以上下落したこと。

三菱UFJグループはこの銀行株を94.5%、およそ6,800億円を保有している。

バンクダナモン自体の業績は好調なのだが、買収に伴った流動性の低下から株価指数構成銘柄から外れ、それを嫌気して半値を超える暴落となった。

なぜ市場に5%分だけ残してしまったのだろう。しかも下落したならちょっとは買い支えろよ・・

<リンク>
2020年3月期第三四半期決算(日本基準)におけるのれん一括償却に伴う特別損失の計上について

しかし株主還元には直接的な影響はない。

資本政策(成長投資・株主還元)のベースとなる規制資本にのれん部分は含まれないためだ。

本来は20年をかけて償却していくべきところを、一括減損処理となるのでインパクトは強い。しかし、抱えていたリスクを一気に処理すれば、その分回復も早いというもの。

幸い、三菱UFJ銀行の配当は高い。

しばらく塩漬けしていた株だが、二度漬けもまたオツなもの、果報は寝て待つとしよう・・。

投資は自己責任で。


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