昨日、ビッグニュースが飛び込んできた。何というかやはりというか、あのカルロスゴーンがどうやらレバノンに出国したらしい。
高跳びなんて簡単よ~ |
金融商品取引法違反などの罪に問われ、昨年4月に保釈されたカルロス・ゴーンが日本を出国し、中東のレバノンに到着したと欧米の複数のメディアが伝えた。
保釈の条件では、海外渡航は禁止されており、出国の詳しい経緯についてはわかっていないという。
<リンク>
上記リンクの記事中にコメントがあるが
だいきち的には驚きというより「ああ、やっぱりな」というのが正直な感想。
カルロスゴーンの出国の可能性については、昨年3月の時点ですでにこのブログで指摘しておいた。
<関連リンク>
誰よりも早くこの事態を予見していた男、それがだいきち。- 弁護団「何も知らない」
- 検察幹部「把握していない」
- 法務省幹部「確認中」
- 日産幹部「驚いた」
だいきち的には驚きというより「ああ、やっぱりな」というのが正直な感想。
カルロスゴーンの出国の可能性については、昨年3月の時点ですでにこのブログで指摘しておいた。
<関連リンク>
そして日本一弱小ともいえるこのブログを読んでいた数名の読者の方々のみが、この事態を予見できたはずである。
だいたい日本の保釈制度はゆる過ぎる。
昨年だけでも、いったい何人の刑事被告人が保釈中に逃亡したことか。
そんなゆるゆるな管理状態なのに、外国人だけ厳格に管理しているとは到底思えない。
裁判所は安易に保釈してしまったし、検察庁と入国管理局の連携が取れていたのか、また両者を管掌する法務省も何をやっていたのか疑問が残る。
そもそも出入国管理自体、入国は厳しいが出国は緩い。
日本入国時には外国人に対し指紋および顔写真の個人識別情報の提供が義務付けられているのだが、出国時にはない。
<リンク>
- 新しい出入国審査について(法務省)
外交官には特権として
・身体の不可侵(逮捕・拘留・拘禁の禁止)
・被刑事裁判権、証人となる義務等の免除
という一項がある。
カルロス・ゴーンが手を回し、レバノン人の別名で、レバノン政府が正規の外交官パスポート等必要書類を発給していれば、恐らく出国はフリーパス。
いくら出入国審査官がカルロス・ゴーンと視認しても、正規の書類やパスポートが完璧に揃っていれば、黙って出国させざるを得ない。それが日本の制度のありかただ。
ひょっとしたらレバノン大使あたりがゴーンと同伴して出国したかも知れない。
通常の管理自体は厳格なのだが、外国政府から正面切って脱法行為をやられると、何の対応もできないのが日本だ。
正月早々、日本がいかにグローバルへの対応が遅れているのかを痛感させられる出来事となった。
2 件のコメント:
未だに性善説を信じてる、お人好し日本人の間抜けっぷりが露呈した恥ずかしい事件ですね。
基本的に人は悪人かもしれないという、かもしれない運転で法整備しないと、抜け目のない外国人にやられ放題で、人のいい日本人だけが食われていくのでしょう。
これだけグローバル化してるのに、日本の常識は世界の非常識という認識が皆無なのは、まさに、平和ボケなんでしょうねぇ。
そうなんですよね。
もう性善説云々というより、田舎に住んでいる無学のおっさんでも容易にイメージできることが、法曹界、政界、官界の頭の良い人達が全く想定出来ていない現実に、慄然とする思いです。
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